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巨匠に学ぶ風景画 傑作の法則―名画の謎を解く20のメソッド (リトルキュレーターシリーズ)

によって 内田 広由紀


巨匠に学ぶ風景画 傑作の法則―名画の謎を解く20のメソッド (リトルキュレーターシリーズ)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
他のレビュアーさんのしっかりとした指摘の通りだと思いました。屋上に屋を架しますが、美術好きとしては「評価を押し付ける」編集方法が気になりました。個々の絵画の評価「おみごと!!傑作」「なかなか佳作」「佳作カナー」という評価が掲載作品に付されていますが、それは不要でしょう。当然、観賞者の主観に委ねる範疇でしょうから。優れた画家も多作の場合はどうしても様々な出来栄えの作品を生んでしまいます。それを一定理解しても、評者の主観はあくまで主観で、他の評者とは違う場合がありますので。例えば、48ページに掲載のブラマンク「祭日」は「佳作カナー」ですし、次ページのユトリロ「ピエーヴル教会」も「佳作カナー」でした。確かに「祭日」は、ブラマンクらしい激しさは見られませんが素敵な作品ではあります。ユトリロ「ピエーヴル教会」は1934年頃の作品で、「白の時代」の作品ではありませんが、ユトリロらしさのある名品だと思いました。60ページと次ページに掲載のモネの作品も「佳作カナー」でした。掲載作品が小さく、実際に絵画を前にしていませんので、なんとも言えませんが、モネの風景画「ポプラの木の下で、太陽の効果」「春」を「佳作カナー」と評する勇気は湧きません。「ポプラの木の下で、太陽の効果」はシュトゥットガルト国立美術館の所蔵ですが、同館のキュレーターは悲しむことでしょう。なお、良い点は、掲載作品が多く、絵画の見方の指南書としては良くできています。98ページ以降のモチーフ表現の項目の掲載作品は見ていて参考になりました。全篇オールカラーで、説明も付されているという利点を評価しながらも、上記がどうしても気になりました。例えば18ページに掲載されたセザンヌの「サント・ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」については「おみごと!!傑作」という評価でした。本書は掲載作品全てに所蔵美術館名が書かれていません。これも美術の啓蒙書としては配慮にかけるところです。素敵な名画は所蔵館を訪れて実際に観賞することでまた違った感銘を受ける場合があります。本作品はブリヂストン美術館の入ったところに基本的に常時掲げられている名画ですから馴染みがありますが、19ページの作品「サント・ヴィクトワール山」は「なかなか佳作」でした。セザンヌの生涯に60点以上描かれた題材の「サント・ヴィクトワール山」ですから、優劣を付けやすいかもしれませんが、いかがなものでしょうか。これはこれで素敵でしたが。また24ページ掲載のルソーの「サン・クルー公園の並木道」は、ドイツのフランクフルト・アム・マイン市にあるシュテーデル美術館(やはり所蔵美術館名は記載して欲しいですね)の名品です。それを改作して「中心構図型」としてあえて提示していますが、誰がみてもこの改作は意味が無いですね。比較のための改作とはいえ、名画への冒涜と言えるでしょうから。

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